ジャンダルム縦走4日目夜!穂高岳山荘 テント場「ゼログラムパスファインダー」が強烈な雨風から僕を守ってくれた!




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登山歴6年。仕事中やそれ以外でも常に登山でモテたいことばかり考えているアホ登山家。 ボルダリング3級クライマーでもある。 登山回数250回以上の経験を生かした恋愛に関する記事を書いています。 目指せ!アウトドア界のホットドックプレス!! 詳しいプロフィールはこちら

ども!!

山の恋愛事情は俺に任せろ!

こうたろです。

ジャンダルム縦走4日目!(西穂山荘〜穂高岳山荘ルート)天気が悪くて難易度がグッと上がった登山だった!!

2018年8月24日

穂高岳山荘テントにするか?小屋にするか?

ジャンダルム制覇のあとの穂高岳山荘。

この山旅でジャンダルム以上の最大のピンチを迎えます。

この日の夜は雨風がすごいと聞き、小屋泊に素泊まりするか?テント泊にするか迷います。

しかしこの穂高岳山荘。

4年前に小屋泊で泊まった時に登山靴を盗まれた忌まわしき思い出のある場所。

山小屋、テント場のギア泥棒事件簿!!盗難予防には鍵とワイヤーを使え!!

2018年5月1日

そのことを思い出すと、とても小屋に泊まる気分ではありません。

しかしもし4年前の泥棒がその登山靴を転売せずに大事に履いていて小屋にいたらどうしよう?

てめえ!!盗んだ登山靴に愛着もってんじゃねえ!

保革クリーム塗ってリソールして大事に履きやがって!

そういうのは自分で買った登山靴にするやつだ!!

というセリフの準備をしていましたが、そんなドラマチックな展開にはなりません。

テント泊にします。

当初の計画ではジャンダルムを制覇したあとは山荘で勝利の美酒(ビール)を飲む予定でしたが、疲れていてすぐにテントで爆睡。

3時間ほど寝たあと起きているのに僕に悪夢が襲いかかります。

テント場に台風のような雨風が,,,

深い眠りのあと気がつくと外はすごい雨風。

滝のような大雨、バケツをひっくり返したような雨、テントごと洗車機に突っ込んだような雨。

どれでもいいですがすごい雨です。

風速はおよそ15mから20m。

この日の雨風は15分ほど凄まじい雨風のあと15分ほど落ち着く。

また15分ほどの雨風、落ち着く。そしてまた,,,

の一定間隔での繰り返し。まるで誰かが天上で操作しているような間隔です。

そしてそれが朝まで続きます。

もはや台風並みの雨風をフライ1枚とストック2本で耐えている状態で耐えられるのでしょうか。

持参したテント「ゼログラム パスファインダー」

テントを選ぶ際、軽量性?か耐久性?で選びます。

今回ジャンダルムという難ルートを優位に進めたいと思い、テントはシングルウォール非自立式テントとあえて軽量性(テントとグランドシート合わせてたった902g)を重視しました。

それが「ゼログラム、パスファインダー」です。

しかし今回の猛烈な雨風はそこが裏目に出ました。

  • シングルウォールテント→フライ1枚だけなので雨音が寝れないくらいうるさい。
  • シングルウォール→結露がすごいのでフロアが濡れてしまう。
  • 非自立式テント→トレッキングポールがないと立たないテント。ペグがしっかり決まれば風にそこそこ強いですが、今回の穂高岳山荘テント場は岩の山。ペグが半分くらいしかハマらないので非常に風に対して不安です。

これはシングルウォール、非自立式テントに共通する弱点です。

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2018年6月15日

一晩中ほとんど寝れない夜

このことを踏まえてこの日は一晩中こんな感じです。

  1. 雨音と風で寝れない。
  2. 風でポールが左右に激しく揺れる。いつかは倒れるかもしれないという不安がずっと続く。
  3. 結露がすごくてフロアをタオルで拭く。
  4. そしてテント内のジッパーを開けてタオルを絞る。
  5. ポールが激しく左右に動いているのを見て不安に思う。
  6. 雨風の一瞬の境目をみてトイレに行く。
  7. 途中ペグが強風で外れて雨具着て外に打ちに行く。
  8. 空に向かってブチ切れだす!!

✕6周ほど。

おかげでほとんど眠れませんでした。

シングルウォール、非自立式テントの悪いところばかり出た状態ですね。

ジャンダルム制覇というハードな登山のあとのこれはかなりキツイです!!

それでも倒れなかった「ゼログラムパスファインダー」

サイドのガイラインも取れてしまってヨレヨレの「パスファインダー」しっかり立ってます!!

夜中は暴風でポールが左右に揺れ動いているのを見てとても不安でした。冷や冷やの夜を過ごした僕はパスファインダーがしっかり立っているのを見て感動!

こんなにひどい目に合ってもテントが倒れる倒れないの差はデカイです!!

メーカー曰く「パスファインダー」は悪天候に非常に強い作り!!

前室と本体とのラインが斜めになっていて支柱となるポールと支え合うような形。

これは建築技術を応用したものです。

前後のポールとサイドの2つのガイラインの4点のバランスも絶妙に計算されているとのこと。

しかし今回は左右のガイラインが外れてしまい前後のポールだけで支えている状態で雨風を耐え凌ぎました。

まとめ

今回のパスファインダーのポイントは

  • その軽さゆえテント内での快適さを失い睡眠も失いかねない。(嵐の夜は特に)
  • その軽さゆえ快適で安全な登山ができ、ジャンダルムも制覇できた。

と2つの良い点悪い点がはっきりと浮き出た形となりました。

これからの僕の選択肢は

  • 天気が良いとわかりきっている時は「パスファインダー」を選び。
  • 天気が微妙な時はやっぱり「パスファインダー」で耐えることですかねえ。

やっぱり持っているモンベルのステラリッジテント(テント本体とグランドシート合計1,880g])

一方「パスファインダー」は902g

のこんなにひどい目に合ってもソロテント泊縦走においての約1kgの差はデカイです。

しばらくソロテント泊の相方はこのパスファインダーで。




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