僕が山で出会った癖のある人達の小話




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登山歴6年。仕事中やそれ以外でも常に登山でモテたいことばかり考えているアホ登山家。 ボルダリング3級クライマーでもある。 登山回数250回以上の経験を生かした恋愛に関する記事を書いています。 目指せ!アウトドア界のホットドックプレス!! 詳しいプロフィールはこちら

ども!

山の恋愛事情は俺に任せろ!

こうたろです。

登山歴でいえば7年の僕。これまで登山をしているといろんな癖のある人達に出会いました。

そんな癖のある人のちょっとした小話をお話します。

動画も出しました!

大キレットで出会った犬おじさん!

数年前僕は北アルプスの大キレットを登っていた時に出くわした人の話です。

テント泊で18kg以上の荷物を持ってワンミス即滑落死の緊張感がずっと続くルート。

集中力マックスで登り降りしていました。

すると後ろからものすごい格好のおじさんがものすごいスピードで僕に追いつきます。

テント泊装備で大きなザック。

  • 50代くらいの真っ黒に日焼けしたおじさん。
  • ファイントラックの最新のシェルを羽織り。
  • ズボンは綿?かよくわからないカラフルなズボンと腰に数枚のカラフルな綿の布を巻いている(上はハイテク?下はローテク?)
  • ヘルメットには大きく「犬」丸い札がついている。(犬井なのか犬山なのかはたまた誰かに犬呼ばわりされているのか?興味しか湧きません。)

となかなか個性的なスタイル。

おじさんが僕の横に止まって

おじさん
「はあ!はあ!疲れた!喉が渇いた!」

メチャクチャ苦しそうなおじさん。僕はすごく心配して。

こうたろ
大丈夫ですか?僕の水飲みますか?

おじさん
「はあ!はあ!はあ!」

すごく苦しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

おじさん
「酒が飲みたい!」「違うか笑」 

この一歩間違えたら死んでしまう大キレット。水が欲しいと思いきや「酒が飲みたい!」と言った酒飲みおじさんが言いそうな小ボケ。

極度な緊張感からなのか僕は思わず大爆笑してしまいました。

こうたろ
今回の山行はどういう予定なんです?

おじさん
おう!槍ヶ岳の北鎌尾根登って大キレット超えて北穂高岳通ってジャンダルム通ってロープーウェイで降りるルートだ!!

こうたろ
ん?北鎌尾根?大キレット?ジャンダルム?どれも毎年滑落死する人が多数出る危険な岩稜帯ばかり、僕なんてワンシーズンでひとつ達成できれば満足なルートですよ。

おじさん
おう!鳥取から来てな!普段滅多に北アルプスに来れないから詰め込みに詰め込んでやった!

おじさん
あと山仲間のあいつに「お前なんて北アルプスなんて無理だ!!!」てバカにされてな。おりゃ悔しくて悔しくて!このルートを制覇してあいつを見返してやろうと思ってな!!

こうたろ
動機づけがまあまあ子供…

この個性溢れるおじさんを馬鹿にする個性溢れるおじさんのやりとり是非見てみたいものです。

そのあとは勢いのあるおじさんのトークにずっと大爆笑!あの危険な大キレットが京橋の立ち飲み屋にいるような錯覚に陥るくらい盛り上がりました。

結局ヘルメットの「犬」の謎が解けないままおじさんは先を急ぎました。

おじさんまたどこかで会えないかなあ?

とある山小屋の天然女性スタッフ

某山小屋は部屋の名前がすべて北アルプスの山で名付けられています。

「槍ヶ岳」の部屋「笠ヶ岳」の部屋「乗鞍岳」の部屋というふうに。

ある時僕がその山小屋のロビーで座っていると、落ち着いた雰囲気のおじさんがフロントで山小屋に泊まる手続きをしていました。

そのあと自分の泊まる部屋がわかりにくかったのか部屋の札を見ながら女性スタッフに確認。

おじさん
すみませーん。乗鞍ってどこですかね?

すると女性スタッフが

女性スタッフ
あ!乗鞍ですか!?まずは一旦上高地まで下山してバスに乗って平湯まで行きー。そこからまたバスに乗り換えて…

おじさん
そっちの乗鞍じゃねえよ!!!

一見紳士そうなおじさんが声を荒げて突っ込んでました。

おじさん
なんで登ったばかりの俺が乗鞍岳に行かなきゃダメなんだ…

とブツクサ言ってました。

そりゃこの流れは完全に部屋のことやろ。

槍ヶ岳を見ながら夢を語る高校生!

ある時、南岳小屋にソロでテント泊した時、隣に男子校の山岳部がテントを張っていました。

その時テントの中にいた僕。外側から学生が槍ヶ岳を見ながら将来の夢を語っているをずっと聞いてました。

学生A
しかしキレイだなあ!槍ヶ岳!

学生B
ほんとだなあ!

学生A
おれ将来夢があるんだ!!

学生B
なんだよ?言ってみろよ?

学生A
おれAVの監督になりたい!!

そこから彼らはどうしたら監督になれるのか?

映像の学校に通うのか?はたまた男優から監督になるのか?

と真剣に語りだし、僕はテントの中でずっと笑いを堪えていました。

おい!学生よ!!そういう夢は槍ヶ岳の前で語るのではなく学校の休み時間で語ってくれ!!

まとめ

いかがでしたでしょうか。山で出会った癖のある人。

山では様々な出会いがあります。

ただでさえ非日常の山旅!人間模様もなかなか下界では見ることのできない非日常な出来事が多い気がします。

来年はどこの山でどんなドラマいやコントが待ち受けるのでしょうか。

これからの山旅楽しみで仕方ありません!!




2 件のコメント

  • 沢山の個性的な方との出会いが
    あるのですね!

    犬おじさんお会いしてみたいです。
    札と書いてありましたが
    もしかしたら狂犬病予防接種の
    シールではないのでしょうか?

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